2018年7月10日火曜日

第1回市民ふれあい講座「食中毒について」を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第1回目を7月10日に開催しました。


今年は例年より少し早く梅雨が空け、予報では、この先1週間は、体にこたえる暑さが続くとのこと、熱中症・食中毒に十分注意し体調を崩さないよう、お気をつけください。

今回のテーマは、「食中毒について」です。講師は当院の野村感染管理認定看護師が務めました。
6月から8月は細菌による食中毒が増加します。「サルモネラ菌」や「O-157」などは良く耳にしますが、あまり聞いたことがない「ウエルシュ菌」にも注意が必要です「ウエルシュ菌」は、カレー、シチュー、スープ、麺つゆなどのように、食べる日の前日に大量に加熱調理され、大きな器のまま室温で放冷されていた事例が多く見られるとのこと。今の時期は、カレーを作り置き・食べ残しを一晩置くなどする場合、タッパ等に移し替え、冷蔵保存することが必要と説明がありました。

次に食中毒にならないための3つのポイント「菌を付けない」、「菌を増やさない」、「菌をやっつける」を紹介しました。
菌を付けないためには、調理器具や手をしっかり洗ってからきれいな状態で料理、食事をすること。
菌を増やさないためには、菌が活性化する高温に食物を置いておかないで、すぐに冷蔵庫等にしまって低温にすること。
菌をやっつけるためには、食物にはしっかりと熱を通すこと。75度で1分以上加熱することでほどんどの菌は死滅すると言われています。
最後にポイントの1つ「菌を付けない」の基本となる手の消毒の仕方をアルコール製剤を使って皆さんで実践しました。

ポイントを守って食中毒にならないように心がけましょう。


「市民ふれあい講座」は7月から毎月2回、火曜日に開催しています。
次回は7月17日(火)10時頃から「ころばん塾」を開催します。
来院された際は、ぜひお立ち寄りください!

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。








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