2020年1月27日月曜日

大井町環境美化チームから車椅子を寄贈していただきました。

 令和2年1月24日に大井町環境美化チーム(代表 小蔦宏様)から車椅子を寄贈していただきました。
 大井町環境美化チームは、平成17年頃、町内の有志5人で結成された団体で、毎週火曜日に町内を回るなどして、アルミ缶を回収しています。

今回も、その収益金で車椅子を3台寄贈していただきました。当院への車椅子の寄贈は平成21年から始まり、今回で9回目、合計29台となりました。
 当日は、小蔦代表、会員の中西様が来院され、小蔦会長から目録が青山事業管理者に手渡されました。
 病院を支える大井町環境美化チームの皆様に感謝いたします。ありがとうございました。





2020年1月22日水曜日

第13回市民ふれあい講座「くすりと腎臓について」を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第13回目を1月21日に開催しました。
今回のテーマは、「くすりと腎臓について」です。
講師は当院の薬剤部薬剤師の杉本係長が務めました。


皆さんは、くすりの効果と副作用には、腎臓の機能が大きく関係していることをご存知ですか?


それを理解するには、腎臓が何をしている臓器なのか理解することが大切です。

腎臓は、縦10~12cm、横5~6cm、重さ120~150gで、そら豆のような形をしており、両側の腰の上に左右1個ずつあります。機能は、皆さんもご存じの尿を作っていることがはじめに思い浮かびますが、なんと1日約150リットル(1分間に100ミリリットル)の原尿を作っていることは、想像できるでしょうか。更に腎臓は、この原尿を100倍程度に濃縮して尿として対外に排泄しているのです。


その他にも、赤血球をつくるホルモンを分泌したり、ナトリウムやカリウムなどの電解質を一定に保ったり様々な仕事を行っています。


こんな大切な腎臓ですが、機能が弱まってくるとCKD(慢性腎臓病)と診断され、悪化すると透析を導入しなければならなくなる場合があります。


悪化要因は、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満・喫煙、加齢ですが、その中でも糖尿病が1番の原因疾患とのことです。


腎臓は、最も重要な排泄臓器のため、高濃度の薬物にさらされやすいことがあります。
このため、腎機能が悪くなると、のむくすりの量を減らしたり、中止したりしなければならない場合があります。自分の腎機能がどのくらいかを知って定期的に検査をうけましょう。


「市民ふれあい講座」は7月から毎月2回、火曜日に開催しています。
次回は2月4日(火)10時頃から「抗がん剤治療と副作用予防~生活しながら治療とうまくつきあうために~」を開催します。
来院された際は、ぜひお立ち寄りください!

今後のスケジュールはこちらをご覧ください

2020年1月14日火曜日

第12回市民ふれあい講座「血圧を下げよう~高血圧の予防と治療~」を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第12回目を1月14日に開催しました。
今回のテーマは、「血圧を下げよう~高血圧の予防と治療~」です。
講師は当院の慢性心不全看護認定看護師の河守主任看護師が務めました。


まだまだ寒さは続いています。寒いこの時期には心筋梗塞で救急搬送される方が増加します。この心筋梗塞発症の原因には高血圧が大きく影響しています。一体どうしたら高血圧を予防できるのでしょうか。


上のグラフは、日本人の性・年齢別の高血圧頻度を表したものですが、実に成人の3分の1、高齢者の3分の2が高血圧に該当しているそうです。


国が行った健康調査によると、約4,300万人の患者さんがいると推測され、その内治療している方は、60歳代男女の50%、70歳代男女の60%で、治療を行っていない方の中には、高血圧と気づいていない人も含まれているとのこと。これは、高血圧が自覚症状がほとんどないサイレントキラーであることが一因として考えられます。


しかし、高血圧状態が続くと、気づかない内に動脈硬化が進行し、突然「脳卒中」「心筋梗塞」などの重大な病気を発症することがあります。


また、高血圧には、本態性高血圧と二次性高血圧があり、9割は本態性高血圧ですが、二次性高血圧とは治療方法が異なるので、高血圧と検査結果がでた場合は、医師の診断を受けましょう。


本態性高血圧では、生活習慣の改善が必要です。改善の基本は、以下のとおりです。
・減塩する
・禁煙する
・運動する
・肥満是正
・食生活を見直す
日本人は、塩分が多めの食生活になりがちです。
温かい内に食べる、うま味が多い旬な食材を食べるなど色々な工夫をして減塩に努めるとともに、塩分を排出する食べ物を接種することも有効だとのこと。


※腎臓に疾患がある方は、カリウム接種が制限されていることがあります。医師の指導に従ってください。


「市民ふれあい講座」は7月から毎月2回、火曜日に開催しています。
次回は1月21日(火)10時頃から「薬について」を開催します。
来院された際は、ぜひお立ち寄りください!

今後のスケジュールはこちらをご覧ください