2013年9月5日木曜日

要約筆記啓発ミニ講座が行われました

 8月27日(火)、救急センター講堂において、島田市役所福祉課主催の要約筆記啓発ミニ講座が行われました。
 要約筆記とは、耳の不自由な方へ、話の内容をその場で文字にして伝える筆記通訳のことです。今回は当院の職員だけを対象に行われ、約70名の職員が参加しました。高齢化時代をむかえ、聞こえに不自由を感じられる方の来院が多くなってきています。今後、ますますそのような方が増えていくことが予想される中、職員は真剣に話しに耳を傾けていました。受講者からは、「医療者でありながら、耳の不自由な方への配慮が足りない」、「耳の不自由な方からの要求に対応できていない」また「今までは一生懸命大きな声を出して対応してきたが、これからは紙に丁寧に書いて対応しようと思います」などの声が聞かれました。
 今まで耳の不自由な方とのコミュニケーション手段は手話と思われてきました。しかし、手話を習得し使いこなすのは容易なことではありません。今回、短時間でしたが、要約筆記というコミュニケーション手段を知ることができたことは、当院にとってとても有意義なものでした。

 耳が不自由なことによる苦労の実体験を聞きました。

 会場の様子

 会場では実際にプロジェクターで要約筆記が行われました。

要約筆記サークルの方から様々なコミュニケーション用の道具が紹介されました。

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