2015年9月8日火曜日

第6回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第6回が開催されました。

今回のテーマは、「認知症のお話」。講師は当院の認知症看護認定看護師の木下さんが務めました。

超高齢化社会といわれる昨今ですが、我が国の総人口のうち65歳以上の高齢者が占める割合は既に25%を超え、4人に1人以上が高齢者という状況なのだそうです。
そして高齢者数に占める認知症者数の割合は7人に1人。10年後の2025年にはなんと5人に1人が認知症と予測されているようです。

講座では、加齢による物忘れと認知症の違いや、認知症の種類及び代表的な3つの認知症(アルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性)の特徴などについて説明がありました。

また、早期発見・早期治療によって病状の進行を遅らせることができることや、進行の程度によって様々な薬が用意されていることなどが紹介されました。

最後に認知症の予防については、適度な運動や趣味を持つことが大切であり、日頃の食事や栄養の取り方に注意を払いながら、ストレスをため込まない生活を送ることが大切であるとのことでした。

今回の講座は、熱心に聞き入る方が多く見られ、このテーマへの関心の高さがうかがわれました。また木下看護師の説明がとてもていねいでわかりやすく、講座終了後の質疑にも真摯に答えている姿が印象的でした。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、9月15日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。







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