2016年1月26日火曜日

当院職員が島田市職員提案表彰「優秀賞」ほかを受賞しました。

1月26日に平成27年度島田市職員提案の表彰式が行われ、当院医療情報室の武政知宏主事の「StarOffice※スケジュールをGoogleカレンダーに取込むツール作成」が優秀賞を受賞しました。また、病院総務課の後藤弘樹主事の「各課業務の見える化(職員向け)」と医事課の加藤美和係長の「島田逸品大賞」が奨励賞を受賞、更に医療情報室と病院総務課は、多くの提案をしたということで、猛打賞を受賞しました。
島田市職員提案は、職員の自由な提案により業務改善を行い、一層の効率的な行政経営を推進することを目的として実施されているもので、今年度362件の提案の中から最優秀賞1件、職員大賞1件、優秀賞3件、奨励賞5件、猛打賞2所属が選ばれましたが、その内当院の事務部の提案が3件、2所属と多くの賞を頂きました。
今後も、引き続き積極的な事務改善を進めてまいります。
※StarOfficeは、島田市庁内の職員間でメール、スケジュールなどを管理するグループウエアシステムです。







2016年1月19日火曜日

第16回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第16回が開催されました。

今回のテーマは、「薬の飲み方」。講師は当院薬局の係長で糖尿病療養指導士の菅沼さんが務めました。

島田市では生活習慣病といわれる糖尿病の予備軍の割合が、他地域に比べ高いと言われています。糖尿病は、血糖値が異常に高くなる状態を指す病名であり、その血糖値を下げるために使用される薬がインスリンです。

講演では血糖値の値をクルマのスピードメーターになぞらえ、上がりすぎたスピード(血糖値)を抑えるための適切なアクセル操作(インスリン投与)が必要であることが説明されました。インスリンは効き目の速い「超即効型」から、効き目は浅いが長く持続する「持続型」まで5段階に分類され、医師は患者の状態に合わせ、適切な種類と投与タイミングを示し、効果的な治療ができるよう処方箋を書いていることが紹介されました。

そのように処方された薬を、うっかり忘れたからといって、不適切なタイミングで服用したり、決められた量を守らなかったりすると、薬の効果が出ないばかりか、逆に効きすぎて血糖値が極端に下がり低血糖になってしまうこともあるようです。このことは糖尿病治療に限ったことではなく、一般的な投薬治療においても処方医師の内服指示は必ず守ってほしいとのことでした。

またインスリン投与に使用されるペン型の注射器は、針を使うために敬遠する方もあるようですが、飲み薬と違って疾病に直接作用するため、妊娠している方などは逆に安全性が高まるとのこと。最近では使用する方の負担を軽減する様々な製品が出回っており、怖がらずに使用して欲しいというお話がありました。

講演では専門用語も数多く飛び出しましたが、図表やデータをふんだんに使いながら、菅沼さんの軽妙な語り口で聴衆をグイグイ引き込んでいく様子が印象的でした。講演後に講師をつかまえて熱心に質問される患者さんもおられるなど、充実した講演会となりました。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、2月9日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。






2016年1月18日月曜日

小児患者用の児童図書(絵本等)を寄贈していただきました。

平成28年1月15日、女性と子供を支援する活動を行う社会奉仕団体「国際ソロプチミスト島田」から児童図書(絵本等)24冊を寄贈していただきました。
 同団体は、実業界で活躍する女性、専門職に従事する女性の国際的なボランティア奉仕団体で、地域社会と女性と子供の生活向上を目的として活動されています。
 これまでも当院へは、訪問看護用の自動車や院内保育所のリトルプール、本、おもちゃなどを継続的に寄贈していただいており、今年も、小児科病棟に児童図書(絵本)を寄贈していただきました。
 当日は金井会長以下7人の会員の方が来院され、応接室で服部病院事業管理者へ寄贈していただきました。今年も飛び出す絵本や名作童話など子供達が喜びそうな本が揃っています。
 病院を支えてくださる国際ソロプチミスト島田の活動に感謝いたします。ありがとうございました。




2016年1月12日火曜日

第15回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第15回が開催されました。

今回のテーマは、「がん治療~抗がん剤に焦点をあてて~」。講師は当院のがん化学療法看護認定看護師の和田さん。サブとして、同じく化学療法看護認定看護師の大石さんが務めました。

講演では、冒頭がんになる生涯のリスクについて、日本人の2人に1人はがんになると解説がありました。がんは、とても怖い病気ですが何も特別ではなく、誰でもがんになるリスクがあるとのこと。

また、日本のがん検診受診率(40~69歳)は年々向上してきていますが、50%に満たなく、他の検診を実施している国と比較しても低い割合に留まっています。がん予防として、適度な運動、バランスの良い食事、禁煙などリスク軽減として、とても大切ですが、完全に予防はできないため、がん検診を受けてくださいと呼びかけました。

講演では、主ながん治療方法である、手術、放射線療法、抗がん剤の内で、抗がん剤についての解説がありました。抗がん剤と聞くと副作用が頭に浮かびますが、知識と事前対処で、副作用の軽減をはかることができるそうです。

当院は、今回講師を務めたがん化学療法看護認定看護師をはじめ、緩和ケア認定看護師、医師、薬剤師、心理士、栄養士、ソーシャルワーカーが総力を結集して、がん治療をサポートしていきます。がんになるととても不安になりますが、ひとりで悩まず、相談してください。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、1月19日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。