2015年11月24日火曜日

第12回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第12回が開催されました。

今回のテーマは、「脳卒中 こんな症状が出たらすぐ受診」。講師は当院の脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の松林さんが務めました。

脳卒中は、脳内疾患の総称であり、一般的に言われる脳梗塞、脳血栓、脳溢血は全て脳卒中に含まれます。
講演ではまず「脳卒中危険度チェック」と題して、いくつかのチェックポイントを紹介しながら、脳卒中を引き起こしやすい危険な生活習慣についての説明がありました。ちなみに13個のチェックポイントのうち、7個以上該当する方は要注意とのことです。

引き続き、実際に脳卒中の初期症状がよくわかる寸劇が行われ、高齢夫婦のよくある日常生活のひとこまを、当院のリハビリテーション看護認定看護師の藪崎さんと副主任看護師の萩原さんが熱演しました。

劇中、脳卒中の初期症状を軽視して就寝した夫が翌朝起きられずに救急搬送されるという緊迫した場面があり、その後の解説では「脳卒中は時間との勝負。症状が出たら迷わず受診して欲しい」との説明がありました。

最後に「脳卒中予防10か条」が示され、熱心に聞き入っておられた患者さんから質問が飛ぶなど、熱気にあふれた講演会となりました。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、12月8日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。








2015年11月17日火曜日

第11回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第11回が開催されました。
今回のテーマは、「補装具の使い方~健康寿命を伸ばすために」。講師は当院の理学療法士の松澤さんが務めました。

病気や怪我の治療中または治療後のリハビリの中で歩行を助ける器具として様々な補装具があります。今回は実際にいくつかの補装具を持ち込んで、適切な使い方や選び方などについての講義が行われました。

最もシンプルな杖については、どちらの手に持つのが正しいのか、持ち手の向きや適切な長さなど、知っているようで知らない(誤って覚えている)方が多いもののひとつであるとの説明がありました。

またシルバーカーと呼ばれる手押し車は、身体を支える力が衰えた方には効果的で、リハビリを促進するため、まず「歩くこと」を重視して活用して欲しいとのことでした。最近では様々な製品が出ており、お洒落なデザインのものも増えているそうです。

その他、歩行時の安定性が高く多少の段差であれば越えることができる固定型歩行器なども紹介されました。

当院のリハビリテーション指導室では、患者さん一人一人に合うものを選び、効果的なリハビリが行えるようアドバイスをしています。「道具次第でその人の生活が広がっていく」との考え方から、患者さん本位の適切な助言を心がけているとのこと。補装具を選ぶときには是非ご相談を。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、11月24日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。






2015年11月10日火曜日

第10回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第10回が開催されました。

今回のテーマは、「感染性胃腸炎について」。講師は当院の看護師長・感染管理認定看護師の野村さんが務めました。

感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌の感染が原因となって吐き気や嘔吐、下痢・腹痛などの急性の胃腸炎症状を引き起こす病気です。感染性胃腸炎の原因であるウイルスと細菌には、発生時期等の違いがあり、冬場に特に多く発生するのが、ノロウイルスであるとのこと。

ノロウイルスは、変異しやすくアルコールに耐性を持つことから非常に厄介な病原体です。原因別の食中毒患者数では、年間第1位。食中毒1件あたりの患者数も平均36.8人で大規模な食中毒になりやすいそうです。
また、感染者の便や吐瀉物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して感染する二次感染の危険もあるようです。

そこで、大切なのが感染予防の基本である「手洗い」。何処に感染源となるウイルスが潜んでいるかは、わかりません。まずは、適切な手洗いを行うことによって、自分への感染を予防することが簡単で一番の対処法であるとのことです。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、11月17日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。









大規模災害対応訓練をおこないました

11月7日(土)に当院を会場に大規模災害対応訓練をおこないました。
震度6強の地震が島田市を襲ったという想定で、職員をはじめ委託業者や看護専門学校生、消防署員、地元町内会の皆さんにもご参加いただき、計290人での訓練となりました。

訓練の内容は、(1)職員参集・配置訓練 (2)ボランティア受入訓練 (3)傷病の程度によって治療の優先順位を決めるトリアージ訓練 (4)後方の医療機関に送り出す医療搬送訓練 (5)災害対策本部運営訓練等、多岐にわたる上に、全て連動しておこないます。

災害時は職員全員が登院できるとは限りません。前回までは参加者へ事前に配置を指示していましたが、集まった職員で対応できるよう今回(1)の訓練では、参集後に配置の指示をおこない、より本番に近い形で臨みました。日頃から院内で災害医療研修会を開催してきたこともあって、参加者それぞれが役割を果たし、無事訓練を終えることができました。この訓練を通じて見えた課題もありましたので、更に改善を積み重ねていきます。
(地震等災害対策委員会)











平成27年度も恒例のミニ金谷健康まつりに参加させていただきました。

当院の臨床検査技師8名が、今年も11月3日の金谷文化産業祭にあわせて開催されるミニ金谷健康まつり(島田市金谷生きがいセンター・夢づくり会館)に参加させていただきました。

検査コーナーにおいて、金谷の保健委員の皆様や医療機器メーカーさんにご協力いただき、従来から行ってきた採血をしないでヘモグロビン値を予想する簡易貧血測定、血圧・脈波比による動脈硬化の測定と、今年は新たに肺機能検査による肺年齢測定の3種類の検査を紹介しました。

簡易貧血測定は、簡便さで163人が体験しました。その一割弱の方でヘモグロビン値が若干低い傾向があり、お話を聞くと病院や検診でも貧血と言われているとのことでした。動脈硬化の測定は毎年最も人気があり、今年も開場まもなく体験予約枠が埋まってしまいました。動脈硬化検査を試された方の指標はご自分の年齢より若い方が多くいらっしゃる中で、自覚症状がないのに明らかに動脈硬化を疑う方もいらっしゃいました。肺機能検査では、鼻を使わないで口だけで、吸ったり吐いたりすることがうまくできない方がいらっしゃり苦労しましたが、肺年齢はみなさん年相応の方が多かったです。
検査を受けた方の8割が女性で、男性よりも女性の方が、健康に関心があるのかなと感じました。

検査種
件数
簡易貧血検査
163
血圧・脈波比
77
肺機能検査
48

〈動脈硬化の説明風景〉
〈肺機能検査の様子〉

(市立島田市民病院 臨床検査室)


2015年11月6日金曜日

榛原医師会会館で「出張災害時救護所運営研修会」を開催しました

11月5日(木)、榛原医師会会館で「出張災害時救護所運営研修会」を開催しました。榛原医師会会館への出張講習会も3回目となりますが、今回も参加者31名と多くの方にお集まりいただき行うことができました。
今回の研修会では「救護所運営の実際」というテーマのもと、参加者をグループ分けし、救護所設営・運営の流れの机上シミュレーションを、CSCATTTに沿って行いました。(講師:静岡県災害医療コーディネーター(当院救急科 松岡医師))
また、最後にPAT法の手順の実習を代表者10名ほどに行っていただき終了いたしました。







「第3回 志太榛原JMECC in 島田」を開催しました

113日(火・祝)、島田市民病院 救急センター講堂にて「日本内科学会認定JMECC(内科救急・ICLS講習会)」を開催しました。






病棟に押し花を飾っていただきました

 片岡様が代表を務める押し花サロン「蓉学院金谷教室」の皆さんが、11月5日(木)に押し花の入れ替え作業を行いました。

 1階外来の展示コーナーにも市内で活動している他のグループの方と交代で作品を飾っていただいておりますが、4年前からは一部の病室にも作品を飾っていただいており、患者さんから好評を得ています。

 今回、押し花サロンの方々と看護部職員とで、病室や各階のデイホールに飾られた21点の作品を入れ替えました。

 花束や風景を押し花で表現し、どれも見事な出来栄えです。

 是非ご覧ください。