外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第11回が開催されました。
今回のテーマは、「補装具の使い方~健康寿命を伸ばすために」。講師は当院の理学療法士の松澤さんが務めました。
病気や怪我の治療中または治療後のリハビリの中で歩行を助ける器具として様々な補装具があります。今回は実際にいくつかの補装具を持ち込んで、適切な使い方や選び方などについての講義が行われました。
最もシンプルな杖については、どちらの手に持つのが正しいのか、持ち手の向きや適切な長さなど、知っているようで知らない(誤って覚えている)方が多いもののひとつであるとの説明がありました。
またシルバーカーと呼ばれる手押し車は、身体を支える力が衰えた方には効果的で、リハビリを促進するため、まず「歩くこと」を重視して活用して欲しいとのことでした。最近では様々な製品が出ており、お洒落なデザインのものも増えているそうです。
その他、歩行時の安定性が高く多少の段差であれば越えることができる固定型歩行器なども紹介されました。
当院のリハビリテーション指導室では、患者さん一人一人に合うものを選び、効果的なリハビリが行えるようアドバイスをしています。「道具次第でその人の生活が広がっていく」との考え方から、患者さん本位の適切な助言を心がけているとのこと。補装具を選ぶときには是非ご相談を。
「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、11月24日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。
今後のスケジュールはこちらをご覧ください。
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