2014年2月24日月曜日

第12回病診連携懇話会が開催されました

 市立島田市民病院では、病院と診療所との病診連携を推進するため、地域の開業医の先生方をお招きして病診連携懇話会を開催しています。

 平成26219日に開催された第12回病診連携懇話会では耳鼻いんこう科の山河和博主任部長と、眼科の小原賢一主任医長、富安胤太医師が講演を行いました。

耳鼻いんこう科 山河和博主任部長

眼科 小原賢一主任医長

眼科 富安胤太医師



2014年2月18日火曜日

高精度3D立体内視鏡装置を導入しました

  市立島田市民病院は、この度、前立腺がんなどの治療に用いる高精度3D立体内視鏡装置(3D内視鏡、高精細ディスプレイ等)を導入しました。
 
 当院では、「質の高い医療を実践する」という基本方針のもと、からだに優しい治療(傷の小さな、痛みの少ない、早く退院できる)の一つとして、以前から腹腔鏡手術を行っています。
この内視鏡を使った手術は、からだに小さな穴を数箇所開けて、それぞれの穴から内視鏡や細長いはさみなどを入れて、モニターに映し出された体内の映像を見ながら、手術を行います。患者さんの身体的負担も少なく早期の社会復帰が期待できますが、狭い骨盤内で複雑な縫合まで行う前立腺摘出手術など、高度な技術が必要とされています。
今回、導入した高精度3D立体内視鏡装置は、この腹腔鏡手術に用いるもので、2次元画面によるこれまでの腹腔鏡を使った手術に比べ、立体感や奥行き感、距離感が正確に把握でき、はさみや鉗子(かんし)などの手術器具を安定的、確実に操作することができるため、手術の安全性が高まります。
(このほか、同装置導入のメリットとして、正確な距離感の把握により、医療器具の操作をスムースに行うことができるため手術時間の短縮が図られるとされています。)
市立島田市民病院では、高齢化の進行に伴い今後増加が予想される前立腺がんの治療などに有効であり、また、志太榛原医療圏としては初めて(県中部としては2例目)の導入となるこの装置を、静岡県地域医療再生計画による補助金を受けて整備しました。

の装置を使った手術は、すでに本年2月から行われています。

2014年2月6日木曜日

多職種連携地域合同研修会を開催しました

 平成26年1月30日(木)に救急センター講堂にて、損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント㈱の足立尚人氏をお招きし、「職員間のコミュニケーション」と題して研修会を開催しました。この研修会は平成25年度地域医療再生推進事業費補助金の交付を受け、多職種連携地域合同研修会として実施したもので、志太榛原地域の医療・介護従事者約100名が参加しました。

 研修では、「チームの鎖」というグループワークやビデオの視聴を通し、仕事における伝達不良による影響、コミュニケーション不足の問題点、効果的なコミュニケーションの方法について実例を挙げながらお話していただきました。患者情報を伝達するとき、状況(Situation)、背景(Background)、評価(Assessment)、提案(Recommendation)というSBARに沿った簡潔な内容が推奨されました。また、気になるとき、不安に思うとき、安全に問題があると考えたときは、少なくとも2回は懸念を伝えることが強調されました。参加者はそれぞれの職種の立場から真剣に耳を傾けていました。

上2枚は研修会の様子


上2枚はグループワークの様子