2016年2月23日火曜日

平成27年度 1年次医師症例報告会を開催しました。

平成28年2月22日(月)に卒後1年次医師8名の症例報告会を開催しました。
これまでの臨床研修から最も印象深かった症例について、1人あたり10分の持ち時間でプレゼンテーションとディスカッションを行いました。
報告の中には、世界的に見ても数例しかない症例や、教科書に載っていない症例などもあり、指導医と2人3脚で取り組み、お互いが研鑽し合っている様子もうかがえました。とても充実した1年間を垣間見た報告会となりました。














2016年2月19日金曜日

第1回緩和ケア研修会を開催しました。

平成28年2月6日(土)、7日(日)の2日間、第1回市立島田市民病院緩和ケア研修会を開催しました。これは、厚生労働省の開催指針に沿った内容で、緩和ケアに関する基本的な知識を、講義やワークショップを通して学んでいくものです。

初めての開催となる今回の研修会には、院内外から医師、看護師合わせて19名が参加しました。とても良い雰囲気の中で活発な議論が行われ、非常に充実した研修となりました。
当院はこれからも質の高い医療を実践するため、緩和ケア研修会を継続していきます。








2016年2月16日火曜日

第18回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第18回が開催されました。

今回のテーマは、「救急外来の現状と市民にできる救急救命処置」。講師は当院の救急外来看護師長で認定看護管理者の大石さんと救急外来看護師でDMAT(災害派遣医療チーム)隊員の湯沢さんが務めました。

初めに大石師長から「当院の救急外来の現状について」の説明が行われ、最近の患者動向、当直医師や看護師の勤務状況など実例を交えながら講演しました。この中で、不慮の事故・急激な症状悪化はいつでも市民病院救急外来で対応しますと伝えるとともに、不要不急な救急受診(コンビニ受診)は抑制して欲しい旨をお願いしました。

また、救急搬送についての説明では、川根地区でグランドゴルフ中に心肺停止状態で倒れた方が、その場にいた人の救急救命処置により救われた実例をあげ、覚えれば誰でも救急救命処置はできる、1人でも多くの命を救うため是非、これから目の前で実演する救命処置を覚えて欲しいと呼びかけ、実技でスタンバイしていた湯沢さんにバトンタッチしました。

実技では、初めに通しで救命訓練用の人形を使った救命処置の実演が行われました。DMAT隊員でもある湯沢さんの迫真の演技に、周りで見ていた患者さんも息を呑んで見つめていました。通しの実技を終えると、額に薄っすら汗を浮かべながら開口一番、「この救命処置は、ベテランの看護師でもとても疲れるので、なるべく初めに大勢の助けを呼んで欲しい」と訴えていました。次に一つ一つの動作について解説が行われ、会場からの質問にも丁寧に答えていました。

最後に、会場の方にAED(自動体外式除細動器)の使い方を体験していただき、大盛況のうちに終了となりました。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、3月8日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。









2016年2月9日火曜日

第17回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第17回が開催されました。



今回のテーマは、「訪問看護ってどんなことするの?」。講師は緩和ケア認定看護師の織田さんが務めました。

「あなたがもし通院が大変になったとしたら、家で過ごしたいですか?」
冒頭、講座を聴講している患者さんに講師の織田さんが尋ねると、その質問に多くの方が頷いていました。
島田市が平成26年5月に行った「在宅医療に関する市民意識調査」では、約70%の方が「できるだけ在宅で療養したい」と回答しているそうです。在宅医療を希望する理由は、「病院に定期的に通院するのが、難しい」「病院が嫌い」など様々ありましたが、「住み慣れた家で、家族に囲まれて自分らしく過ごしたい」という思いを持っている方が多いようです。

しかし在宅医療を希望される一方で、不安を抱えている方も大勢いるようです。「病気の症状が悪化したときに困る」「いつも飲んでいる薬を取りに行くのが大変」「一人ではお風呂に入れない」「介護が大変ではないか」・・・多くの心配事が原因で、望む在宅医療を諦めてしまうケースもあるとのこと。

講演では、そのような不安を取り除くため、訪問看護で受けられる様々なサービスが紹介されました。特に「病状の観察」「医療処置」などの患者さんに対するサービスのほか、家族の悩みや疑問に答えることや介護方法の指導など、ご家族のサポートも行っていることが強調され、安心して利用できるサービスであることがよくわかりました。

講演の最後に、在宅医療を受けたいときは、
入院中の方は⇒主治医や病院の相談室
通院中の方は(通院が困難になってきたら)⇒かかりつけ医や高齢者あんしんセンター
介護保険を利用中の方は⇒ケアマネジャー
に相談してくださいとして、
市内の訪問看護ステーション、高齢者あんしんセンターが掲載されたチラシを紹介していました。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、2月16日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。









2016年2月4日木曜日

平成28年2月2日、3日に平成27年度医療員成果発表会を開催しました。

2月2日(火)、3日(水)当院の医療員が一人づつ今年度目標の成果を発表する。「平成27年度医療員成果発表会」が開催されました。


当院には、多くの医療員(看護助手)が職員として勤務しており、各病棟を中心に看護補助の業務を担っています。補助と言うと受身の印象を持ちますが、本発表会では各自が目標を持って主体的・積極的に取り組んでいるテーマについて発表が行われました。


発表内容は、介護医療員としての経験を踏まえ、在宅支援ケアの手順を家族に説明できるようにするマニュアル作成、今年度で定年退職される医療員さんからの27年間勤務の経験談、自身の父親が亡くなったときのエンゼルメイクに感動して、積極的にエンゼルメイクの研修会に参加していることなど様々な成果が披露されました。


皆さん、日頃から目標を持って取り組んでいる様子がうかがえるとても前向きな素晴らしい発表会となりました。