2016年2月16日火曜日

第18回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第18回が開催されました。

今回のテーマは、「救急外来の現状と市民にできる救急救命処置」。講師は当院の救急外来看護師長で認定看護管理者の大石さんと救急外来看護師でDMAT(災害派遣医療チーム)隊員の湯沢さんが務めました。

初めに大石師長から「当院の救急外来の現状について」の説明が行われ、最近の患者動向、当直医師や看護師の勤務状況など実例を交えながら講演しました。この中で、不慮の事故・急激な症状悪化はいつでも市民病院救急外来で対応しますと伝えるとともに、不要不急な救急受診(コンビニ受診)は抑制して欲しい旨をお願いしました。

また、救急搬送についての説明では、川根地区でグランドゴルフ中に心肺停止状態で倒れた方が、その場にいた人の救急救命処置により救われた実例をあげ、覚えれば誰でも救急救命処置はできる、1人でも多くの命を救うため是非、これから目の前で実演する救命処置を覚えて欲しいと呼びかけ、実技でスタンバイしていた湯沢さんにバトンタッチしました。

実技では、初めに通しで救命訓練用の人形を使った救命処置の実演が行われました。DMAT隊員でもある湯沢さんの迫真の演技に、周りで見ていた患者さんも息を呑んで見つめていました。通しの実技を終えると、額に薄っすら汗を浮かべながら開口一番、「この救命処置は、ベテランの看護師でもとても疲れるので、なるべく初めに大勢の助けを呼んで欲しい」と訴えていました。次に一つ一つの動作について解説が行われ、会場からの質問にも丁寧に答えていました。

最後に、会場の方にAED(自動体外式除細動器)の使い方を体験していただき、大盛況のうちに終了となりました。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、3月8日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。









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