2015年10月20日火曜日

第9回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第9回が開催されました。

今回のテーマは、「放射線治療のひみつ」。講師は当院の放射線治療室係長の白井さんが務めました。

講演では、放射線治療の持つイメージや治療方法などについて、知っていると良いちょっとした知識を披露しながら解説していただきました。

一般的に放射線治療のイメージは、怖そう、あんまり効かなさそう、もう手遅れかもしれないなどマイナスのイメージがありますが、多くのイメージは誤っているとのこと。

放射線治療は、外部照射の98~99%以上でがんの治療に用いられ、基本的には、局所であれば頭部~足までが対象部位となります。

また、放射線治療は、がんの3大療法の一つであり、全身療法の抗がん剤、局所療法の外科手術と並び、がん治療の基本となっています。

そして、がん治療における放射線治療の特徴は、局所療法といえます。定位放射線治療と呼ばれる方法では、放射線を病変の形状に的確に一致させて集中放射し、周辺正常組織への副作用を軽減して病変のみを治療する精密放射線治療も可能とのこと。

治療時間は、着替えを含めて15分~30分、高精度治療で1時間、刺激はまったく無いとのことです。

今回の講座を聞いて、放射線治療の持つイメージと実際とが大きく違うことが判りました。2005年のデータでは、全国で年間60~65万人が新たに癌に罹患しています。その治療方法の一つとして放射線治療があります。新しい放射線治療への知識を持つことが必要であると感じました。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、11月10日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。






2015年10月19日月曜日

池田あずさ栄養指導室長が静岡県知事表彰「保健衛生功労表彰」を受賞

平成27年10月16日(金曜日)に、グランシップ大ホールにおいて、「平成27年度静岡県健康福祉大会」が開催され、当院栄養指導室の池田あずさ室長が静岡県知事表彰「保健衛生功労表彰」を授与されました。

「保健衛生功労表彰」は、給食業務に20年以上従事し、功績顕著であった者に贈られるものです。




2015年10月13日火曜日

第8回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第8回が開催されました。

今回のテーマは、「知っておこう。オムツのあて方、えらび方」。講師は当院の皮膚・排泄ケア認定看護師の山本さんが務めました。

講演では、皆さんが悩んでおられる大人用オムツの漏れ・蒸れの対処方法について、実演を交えて説明がありました。

なぜオムツから漏れるのか?オムツ側の問題としては、形状、吸収力、吸収スピード、漏れ防止機能の有無などが考えられますが、多くは適切にオムツを使用していないことが原因とのこと。

安価との理由で吸収力が低いオムツを購入してしまうケースがありますが、排尿量が多い場合には漏れてしまうため、結果的に何枚も重ねて使用することになってしまう場合があるとのこと。このような場合には、やはり吸収力が高いオムツを購入して欲しいとのこと。オムツ1枚の単価は上がりますが、何枚も重ねる必要がなく、トータルでは同程度のコストになり、オムツ使用者も履き心地が良いとの説明がありました。

実際に吸収力が低いオムツと高いオムツに1回の排尿量に近い水を注ぎ、オムツの触り心地がどうなるか実演がありました。実際に見て触っていただいた会場の皆さんの中には、その違いから感嘆の声を上げている方もおられました。

そして、オムツのあて方の実演では、何気ない一つひとつのポイントにしっかりとしたテクニックがあり、オムツ使用者への優しさも感じられました。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、10月20日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。













2015年10月9日金曜日

4年目看護師のリフレッシュ研修が開催されました

10月2日~3日に「4年目看護師のリフレッシュ研修~自分を解放して仲間と繋がる~」が開催されました。
前日までの大荒れの天気が嘘のように晴れわたり、青空と緑、SLの汽笛が聞こえるなかで気持ち良い野外研修が行われました。
1日目は静岡生涯学習センター渡邉佳洋先生のご指導の下、身体を動かし、自然とふれあい、仲間と繋がる、とても楽しい研修でした。
夜はバーベキューで、おなかをいっぱいにして温泉にのんびり・・・これこそリフレッシュ!至福のひと時でした。
2日目は先輩看護師による迫真の演技(ロールプレイ)から学ぶグループワークを行いました。
お互いに意見交換することにより、「看護するということ」について深く考え、新たな気づきと多くの学びがありました。
また初心に戻って、純粋に真摯に看護をしていきたいなぁと思えた研修でした。

(看護部)