外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第8回が開催されました。
今回のテーマは、「知っておこう。オムツのあて方、えらび方」。講師は当院の皮膚・排泄ケア認定看護師の山本さんが務めました。
講演では、皆さんが悩んでおられる大人用オムツの漏れ・蒸れの対処方法について、実演を交えて説明がありました。
なぜオムツから漏れるのか?オムツ側の問題としては、形状、吸収力、吸収スピード、漏れ防止機能の有無などが考えられますが、多くは適切にオムツを使用していないことが原因とのこと。
安価との理由で吸収力が低いオムツを購入してしまうケースがありますが、排尿量が多い場合には漏れてしまうため、結果的に何枚も重ねて使用することになってしまう場合があるとのこと。このような場合には、やはり吸収力が高いオムツを購入して欲しいとのこと。オムツ1枚の単価は上がりますが、何枚も重ねる必要がなく、トータルでは同程度のコストになり、オムツ使用者も履き心地が良いとの説明がありました。
実際に吸収力が低いオムツと高いオムツに1回の排尿量に近い水を注ぎ、オムツの触り心地がどうなるか実演がありました。実際に見て触っていただいた会場の皆さんの中には、その違いから感嘆の声を上げている方もおられました。
そして、オムツのあて方の実演では、何気ない一つひとつのポイントにしっかりとしたテクニックがあり、オムツ使用者への優しさも感じられました。
「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、10月20日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。
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