2016年1月12日火曜日

第15回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第15回が開催されました。

今回のテーマは、「がん治療~抗がん剤に焦点をあてて~」。講師は当院のがん化学療法看護認定看護師の和田さん。サブとして、同じく化学療法看護認定看護師の大石さんが務めました。

講演では、冒頭がんになる生涯のリスクについて、日本人の2人に1人はがんになると解説がありました。がんは、とても怖い病気ですが何も特別ではなく、誰でもがんになるリスクがあるとのこと。

また、日本のがん検診受診率(40~69歳)は年々向上してきていますが、50%に満たなく、他の検診を実施している国と比較しても低い割合に留まっています。がん予防として、適度な運動、バランスの良い食事、禁煙などリスク軽減として、とても大切ですが、完全に予防はできないため、がん検診を受けてくださいと呼びかけました。

講演では、主ながん治療方法である、手術、放射線療法、抗がん剤の内で、抗がん剤についての解説がありました。抗がん剤と聞くと副作用が頭に浮かびますが、知識と事前対処で、副作用の軽減をはかることができるそうです。

当院は、今回講師を務めたがん化学療法看護認定看護師をはじめ、緩和ケア認定看護師、医師、薬剤師、心理士、栄養士、ソーシャルワーカーが総力を結集して、がん治療をサポートしていきます。がんになるととても不安になりますが、ひとりで悩まず、相談してください。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、1月19日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。











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