2016年10月11日火曜日

第7回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第7回が開催されました。

今回のテーマは、「知っておこう。オムツのあて方、えらび方」。講師は当院の皮膚・排泄ケア認定看護師の山本主任看護師が務めました。

皆さんが悩んでおられる大人用オムツの漏れ・蒸れ・匂い・かぶれなどの対処方法、中々相談しにくい事かもしれません。今回の講座は、そんな悩みに丁寧にわかり易く解説します。

なぜオムツから漏れるのか?ご使用者側の問題としては、お体の状況、体形、排泄の量などが考えられます。しかし、これらの問題は、オムツの形状、吸収力、吸収スピードを理解し、漏れ防止機能を適切に使用すれば、多くの場合、改善することができると講師は話し始めました。

安価との理由だけで吸収力が低いオムツを購入してしまうケースがありますが、排尿量が多い場合には漏れてしまうため、結果的に何枚も重ねて使用することになってしまい、コスト的にも労力的にもメリットがありません。また、ご使用者も不快な状況が続くため、何一つ良いことはありません。

このような場合には、やはり吸収力が高いオムツを購入して欲しいとのこと。オムツ1枚の単価は上がりますが、何枚も重ねる必要がなく、トータルでは同程度のコストになり、ご使用者も履き心地が良いとの説明がありました。

また、オムツには種類があり、歩くことができる人は、パンツ式、歩くことができない人は、テープ式、夜間ぐっすり眠りたい人は、吸収量の多いパッドを選んで欲しいとのこと。

講演では、更に、テープ式オムツの適切なあて方の実演がありました。普段、中々聞きづらい事ですが、一つひとつ丁寧に基本的なポイントの解説があり(下図をご参照ください)、直ぐに実践できる講座となりました。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、10月18日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。












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