2018年9月18日火曜日

第6回市民ふれあい講座「骨粗鬆症予防のための食生活」を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第6回が開催されました。
今回のテーマは「骨粗鬆症予防のための食生活」。講師は当院の管理栄養士でNST専門療法士の山田主任栄養士が務めました。

骨粗鬆症とは、骨がスカスカになり、骨の強度が低下して、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症は、日本の総人口の10%弱、日本人の推計で1,100万人と考えられており、8割が女性で、60歳代女性の3人に1人、70歳代女性の2人に1人と推定されています。男性も高齢になると骨量が減りやすく、だれでもなりえる病気です。

これは 骨の新陳代謝を表しています。身体の細胞と同じで、丈夫でしなやかな骨を保つために、絶えず古い骨を壊し新しい骨に作り変え、活発な新陳代謝をしているのです。

次に、骨粗鬆症治療時に推奨される食品、過剰摂取を避けたほうが良い食品について、説明がありました。
過剰摂取を避けたほうが良い食品は、リンを多く含む食品で、加工肉やインスタント食品、スナック菓子、炭酸飲料などです。リンや食塩、カフェイン、アルコールの過剰摂取はカルシウムの吸収を妨げます。
推奨される食品は、牛乳・乳製品や大豆製品、肉や魚・卵・大豆などのたんぱく質や、野菜類などす。ビタミンDやビタミンKは、カルシウムの吸収を助けます。これらを過不足がないようバランスよく摂取することが大切とのこと。

最後に、簡単につくれる「骨粗鬆症予防料理」の紹介がありました。今夜の一品にどうでしょうか。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回、火曜日に開催します。
次回は、10月9日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。








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