今回は、当院だけではなく他院通院中の方とそのご家族にも対象を広げて開催しました。
当日は、患者さんとそのご家族10名が参加して下さいました。また静岡県対がん協会の方1名と、ピアサポーターさん2名のご協力を頂きました。
ピアサポーターとは、ご自身ががんという病気を体験した人、またはそのご家族が研修を受けて、ピア(仲間)として「体験を共有し、ともに考える」ことで、がん患者やそのご家族などを支援していく人のことです。
お菓子とお茶をご用意し、音楽の流れる、ゆったりとした雰囲気の中でサロンが始まりました。まず、静岡対がん協会から、「がんサロン」についての説明とピアサポーターさんの紹介がありました。ピアサポーターさんを含め、がん患者さんやご家族にそれぞれ自己紹介やこれまでの経過、今考えていることなどをお話しいただきました。最後に、当院臨床心理士からのリラックス法により、疲れたからだと気持ちをほぐしていただきました。
今回のサロンでは、抗癌剤治療の副作用の1つである脱毛は、実際に体験すると、想像以上の不安やストレスを感じるという話が出ました。ピアサポーターさんから、がん患者さんのご家族考案の、普通のタオル1枚で作られたタオル帽子の紹介がありました。大変好評だそうで、サロン終了後には、藤枝市の『乳がん患者会あんだんて』さんよりご寄付いただいたタオル帽子を、参加者のみなさんに実際に見ていただきました。
終了後のアンケートから、「悩んでいるのが自分だけではないことが分かった」「気持ちを話すことができた」の感想が多かったです。また、ほとんどの方からまた参加したいという好評をいただきました。
参加した方たちが、今後の生活のために、1つでもヒントを見つけて帰っていただけるように、今後も継続してサロンを開催していきたいと思います。
次回開催は、平成31年3月6日(水)を予定しております。またあらためてウェブサイトや院内掲示等でご案内していきます。みなさま、お気軽にご参加下さい。
0 件のコメント:
コメントを投稿