今回のテーマは「あなたを守る乳がん検診」。講師は当院の廣澤副主任診療放射線技師が務めました。
日本人女性の30歳から64歳の死亡原因のトップは、乳がんです。
また、罹患率を見ると、11人に1人が乳がんになるとのこと、他人事とは言えない数字です。
更に、細かく見ると、乳がんは30代から増加しはじめ 、40代後半から50代前半にピークを迎えるという統計データもあります。このため、若いうちから乳がんに関心を持つことが必要だそうです。
これは、予防方法がなく、初期症状がほぼないことから、定期的に検診を受診して、早期発見をすることのみが、唯一の自分を守る方法であることからです。(乳がん初期であれば、10年生存率は90%以上)
乳がん検診には、視触診、超音波検査、マンモグラフィーがあります。マンモグラフィーは、40歳~74歳を対象とした検診で、死亡率を減少させる効果が証明されていますが、質の高い健診でも10~15%の割合で異常を写し出すことが難しい場合があります。日頃の自己検診と定期的な乳がん検診の併用が効果的とのこと。
講演では、更に自己診断へのやり方や模型を使ったしこりの体験が行われました。他人事とは、思わないで、ぜひ乳がん検診を受けてください。
お知らせ:10月20日(日)に「ジャパン・マンモグラフィーサンデー2019」を実施します。
「ピンクリボンフェスティバル(日本対がん協会ほか主催)」のシンボルマーク |
「市民ふれあい講座」は、毎月2回、火曜日に開催します。
次回は、9月17日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。
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