2013年7月25日木曜日

院内感染対策研修会を開催しました

723日に平成25年度第3回院内感染対策研修会を開催しました。
今回の研修は、計157名の職員が参加しました。

研修では、管理栄養士の山田直子さんから「食中毒について」のテーマで講義を受けました。

まず、食中毒の分類で、細菌性とウイルス性のもので全体の約90%を占めている説明がありました。平成24年度の食中毒発生状況では、ノロウイルスが流行したため、ウイルス性が約70%となっています。細菌性食中毒の原因の第1位はカンピロバクターで、原因食品として鶏肉の調理過程中の加熱不足や取扱不備によるものとされています。

食中毒菌の増殖3条件は、水分・栄養・温度です。
1)よく使用する器材は乾燥させる
2)     食品のカスや汚れも栄養になるので食器・調理器具はよく洗浄する
3)     36℃前後で細菌が最もよく発育する
以上のことから、家庭での食事の下ごしらえでは粗熱をとり、冷蔵庫に入れる。食事は、必要分だけ作ることを学習しました。

また、細菌性食中毒の予防三原則は、
清潔(つけない)、迅速・冷却(増やさない)、加熱・殺菌(やっつける)です。患者さんに提供する食事は迅速に配膳し食中毒予防をしていきたいと思います。

当院の感染対策チーム(ICT)の紹介ページもご覧ください。

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