開業医(医師、歯科医師)、薬剤師、看護師、ケアマネジャー、栄養士、介護施設職員など総勢100名が参加し、当院からも医師、薬剤師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーが参加しました。
はじめに、島田市医師会理事・片岡医院院長、片岡英樹先生より「在宅医療の現状と課題」をテーマに講演がありました。
患者や家族が在宅療養を希望しても実際に在宅で最期を迎えた人は少なく、その要因として医師不足や24時間対応の訪問看護ステーションが少ないこと、家族の協力体制が整えられないこと、在宅療養について家族への周知不足が挙げられました。
島田市では平成26年より島田市在宅医療推進協議会を立ち上げ、平成28年4月より24時間訪問看護ステーションを開設、講演会や映画、リビングウィル島田版の作成などの市民啓発活動を進めて来ました。
今後、多職種連携を円滑に行うことで患者さんを切れ目無くフォローしていく環境を作ることが大切であると述べられました。
講演後は「医療との連携で困ったことor介護との連携で困ったこと」をテーマにグループワークが行われました。
まず、医療職と福祉職の立場から連携する上でお互いに困っていることを挙げ、それをどのように解決して行けば良いかを各グループで話し合いをしました。
普段の業務では連携する機会が少ない職種の方が参加されていることもあり、どのグループも白熱した意見交換ができ、とても貴重な時間となりました。
今回のような研修で地域の専門職それぞれが顔の見える関係をつくることが、在宅療養を支える大きな力になると感じました。
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