2017年6月19日月曜日

救急センターのX線CT装置を最新機器に更新しました。

 今回導入した装置は、1回転で128スライスの画像を撮影でき、従来機に比べ倍以上の撮影スピードになりました。例えば、頭からつま先までの全身を10秒以下、胸部を1.3秒程度で撮影が可能なため、息止めができない患者さんや子どもでも動きの少ない画像を提供できます。特に、広い撮影範囲を素早く撮影しなくてはならない多発性外傷症例において威力を発揮します。
 また、CT検査の課題であるX線被ばくも、従来と比べ最大70%低減でき、低線量で高画質の画像が得られます。
 3月下旬より稼動し5月までに2,000件余りの検査が行われ、本館X線CT装置と合わせ月に2,000件以上を実施し、各診療科の診断、治療に利用されています。
 今後も装置の性能を十分に活用し、患者さんの診療に役立つ画像の提供と患者さんの負担軽減に努め、市民の健康に貢献していきます。

今回導入したのCT装置の特徴はこちら

SIEMENS社製64列128DAS CT「SOMATOM Definition Edge」


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