2019年2月19日火曜日

第16回市民ふれあい講座「モルヒネ(医療用麻薬)は怖くない~医療用麻薬をうまく使うために~」を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第16回目を2月19日に開催しました。
今回のテーマは、「モルヒネ(医療用麻薬)は怖くない~医療用麻薬をうまく使うために~」です。講師は当院のがん性疼痛看護認定看護師の羽下看護師が務めました。


医療用麻薬は主にがんの痛みの治療に使用されています。


市販の痛み止めは炎症鎮痛剤といって、痛みの原因の炎症を抑える効果があるのに対して、医療用麻薬(モルヒネ)は、脊椎や脳に働き、痛みをブロックします。市販薬とは、効果が違います。


医療用麻薬を使う目的は、がん患者さんが、痛みのせいでできなくなっている「何か」を、再びできるように「痛みを取る」ことです。


モルヒネと聞くと「麻薬中毒」にならないか心配になりますが、痛みがある人とない人とでは、麻薬の効き方が違い「苦痛緩和」になります。


「モルヒネを使うと命が縮む?死期が近い?」と思われがちですが、そのような事はない為、飲み薬、座薬、注射等の種類の中から、医師や看護師と相談しながら自分にあった薬を使用すると良いそうです。体の痛みのせいで不安になり気がめいってしまい心の痛みが出てきてしまう事もある為、我慢せずに薬を使用し自分らしい生活を送るのが大切なのだそうです。

「市民ふれあい講座」は7月から毎月2回、火曜日に開催しています。
次回は3月12日(火)10時頃から「がんと抗がん剤のお話」を開催します。来院された際は、ぜひお立ち寄りください!今後のスケジュール


更に、3月6日(水)14:00~15:30 当院・健診センター・3階でがん患者さんとそのご家族を対象に「がん患者サロン」を開催します。申し込み不要なので、気軽にお越しください。








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