昨年度、アニマルセラピーの勉強会を開催したところ大変好評で、職員からのリクエストが多かったことから、今年度も開催することとなりました。
今回は、『アニマルセラピーを受ける患者の疑似体験する』ことをテーマに、前半はアニマルセラピーの紹介とセラピー犬によるデモンストレーションが行われ、後半は実際に参加者がベッドに横になったり、車椅子に座って患者の気持ちでセラピー犬たちとふれあう体験をしました。
人は犬と触れ合うことで愛情ホルモン『オキシトシン』の分泌が増えるという研究報告があります。オキシトシンは、「絆ホルモン」「しあわせ物質」とも呼ばれており、血中濃度が上がると、気持ちが安定し、心身がリラックスして痛みが軽減し、コミュニケーションが円滑になるそうです。
最近では、アニマルセラピーを、うつ病や認知症の改善、がん治療などで活用する動きも出てきています。静岡県立こども病院ではゴールデンレトリバーのヨギが病院に常勤し病棟内で患者・家族と交流しています。
後半のセラピー犬とのふれあいタイムでは、参加した40名を超える職員すべてが幸福感を感じ、笑顔で充実した時間を過ごすことができました。参加者はみなアニマルセラピーの人間を癒す力を十分に感じられたと思います。
シーズー犬の楽ちゃんとメロンちゃん、柴犬の卑弥呼ちゃん、エアデールテリアのジャック君、ゴールデンレトリバーのサラちゃん、バセットハウンドの心(し)温(のん)ちゃん、とても良いお仕事ぶりでした。ありがとう。
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