今回は、「認知症患者の対応について」研修を行いました。
急性期の治療では、認知面の低下により治療の妨げになるような行為を予防する為、つなぎ服や転倒予防のクッション、点滴の針を抜かないためのミトンなどを使用することがあります。
その環境・行為は患者さん目線で考えたらどうだろうと、当院の認知症看護認定看護師の木下看護師が講師となり、座学と体験実習を行いました。
受講した医療員からは、「ベッドに寝ていて、取り囲まれて上から見られると怖い」や、「悲しくなる」「されているだけで疲れる」等の意見が聞かれました。時には必要となる抑制の行為も、体験することで患者さんの気持ちに近づくことができたと思います。
今後も患者さんの目線に合わせる事や、患者さんが安心して過ごせる環境作りを実践し、安心・安全な入院生活が送れるようにサポートしていきたいと思います。
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